ウィジードッグクラブ

イヌパシー研究会

line

パブロフの犬

前回のコラムでご紹介したように、イヌパシーには専用のアプリがあり、いくつかの感情を、色の変化だけでなく数値で見ることができます。そこでひとつ、ある有名な実験の検証を始めてみることにしました。「パブロフの犬」です。パブロフの犬の実験については、以前のコラムで東京校の加藤講師が簡単に触れていますので、そちらも併せてお読みください。

検証における仮定

私たちが行った検証には、これからもいくつかの仮定が出てきます。

パブロフの実験では、中性刺激を条件刺激に変えることができる、つまり、本来何も特定の反応を引き起こすものではないと思われる刺激を、特定の反応を引き出す刺激に変えることができる、という結果を導き出したわけです。その刺激が犬のココロにどういった影響を与えたのか……。この実験においては、その外的事象(反応)が観察されただけで、一番大切な、その時の犬の内観(心模様)は、「推察」でしか把握できないんですね。

それでも、私たちの実験においては、犬の「ハッピー」という内観で引き出される反応を探し出して実験を進めることにしました。行動心理学でいうところの「快刺激」からの連想です。実際のところ、フードを与えられた犬の心模様が「ハッピー」なのかどうかも、はっきりはわからないのですけど……これくらいの仮定をしておかないと前に進みませんので、最初の仮定として、「パブロフの犬はハッピーという情動に基づき、ヨダレを出すようになった」と前置くことにしたのです。

検証の準備

まずは第一段階として、イヌパシーアプリ画面で表示されるハッピーの数値が25%以上へと変化する対象(モノ)や人の対応(動作や仕草など)を探し出すことにしました。過去の様々な観察から、ハッピーの数値が25%以上を指すと感情変化が虹色を示すことが多いことから、イヌパシーの色の変化を観察するのではなく、アプリで把握できる明確な数値を基準にすることにしたのです。ハッピーの数値が上がる対象・対応を発見することができたら、その後、次の段階として、ベルやメトロノームなど、本来、犬に何かしら特定の反応を催させるわけではない中性刺激を同時にあるいは先行して与えることで、いわゆるレスポンデント条件付けが成立するのかどうか、を検証していきたいと考えています。

今までは、研究に一生を賭けた学者たちが行った実験やその結果を、そういうものかぁ……とただ漠然と受けとめるだけだったのですが、設備の整った研究所ではなく自宅や事務所で、現代の高度な科学技術を駆使して、「自分が」そんな大実験に触れることができるわけですから、考えてみれば驚きですよね。これから、ワクワクしながら楽しみながら、検証を進めていきたいと思います。

まずは第一段階、「ハッピーを探す」実験から始めてみましたので、下の動画をご覧ください。。

やっぱり、「ハッピー」をもたらすのはおやつかなぁ〜、とは思うのですが、「ハッピー探し」は非常に重要な準備段階ですので、もう少し続けていきます。

是非、これからもおつきあいください。

しかし、それにしても、まさか私の歌声で愛犬のストレスが100%になるとは……ショックでした。

イヌパシー研究会

ウィジードッグクラブ