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他の犬に吠えかかる

犬の問題行動は多岐に渡りますが、「他の犬に吠えかかる」というのは多くの飼い主を困らせている大きな問題行動のひとつなのではないでしょうか。

原因やきっかけは様々なのでしょうが、この吠えかかりに対してよく見られる飼い主の行動があります。それは「犬が吠えかかった後」に「声を出す」「リードを引っ張る」というもので、吠えかかったことを叱るあるいは叱ろうとする飼い主の行動です。その後に素直に吠えやむようになった犬がいるとは思えないんです。

では、そういった時はどう対応すればよいのでしょうか?

シーザー・ミラン

アメリカでカリスマと呼ばれているドッグトレーナー、シーザー・ミラン氏。好き嫌いはあるでしょうが、ご存知の方も多いと思います。私は、彼の動画をいくつも視聴しましたが、攻撃性の高い犬への対処法として参考になるポイントがたくさんある、と感心しながら見ています。 下の動画の前半に登場する「ロットワイラー」。この犬は他の犬への攻撃性が問題となっています。この程度の攻撃性を見せる犬はよくいますよね。でも犬種が犬種なだけに、少し手こずりそうな気もします。しかし、犬は犬、彼は見事に対処して見せるのです。彼の対処には、一般的な普通の犬の「問題行動」にも参考になる部分がいくつかあると思います。

私が注目する点は次の3つです。

●犬が反応する前に制御をかける。
●犬にむやみに物理的な負荷をかけ続けない。
●人のココロを平静に保つ。

【犬が反応する前に制御をかける】

動画内では犬のポジションを意識するように語っています。「犬は常に人の左側を歩く」「犬は人の前を歩かない」……こうすることで、犬が先に動く事を抑制し、人が常に主導権を握るようにするのです。

【犬にむやみに物理的な負荷をかけ続けない】

シーザー氏はワイヤーとスパイクカラーを外すように指示しています。さらに引っ張り返す行動もやらないよう注意しています。吠えながら、飛び掛かろうとする犬を引っ張り返すことは、しつけの観点からの意味はないどころか、余計に興奮を高めるだけなんですね。

【人のココロを平静に保つ】

動画の中で飼い主が「リャマ」と対面するシーンがあります。人が緊張しない練習なのでしょう。突拍子もない方法ですが、面白い方法だなと思います。「リラックスして」とか「毅然とした態度で」と言葉で言われてもわかりづらいですよね。リャマを相手に実際に体感してもらうことが一番わかりやすいのかもしれません。

他にも様々なテクニックが動画に出てきますが、それらのやり方はシーザー氏の長年の知見によるものですので、簡単に真似できるものでもないのでしょう。

ピンチの時ほど冷静に!

興奮した犬と接する時には、人は冷静に平静を保つ必要があると思います。目的は犬を興奮させないようにすることです。そのために、人が主導権を握り、無駄な負荷をかけないようにする。問題が発生した時に犬に過干渉にならないようにし、人のペースを伝える。これらの事が大切なのでしょう。そして、それを実行するためには、普段から愛犬をよく観察し、互いにコミュニケーションをとる事ができるようにしないと難しいと思うのです。そして問題が発生した時ほど、人は冷静に対応できるようにココロの準備をしていかなければならないと思います。

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